文/凱倫

この数日、大谷翔平の素晴らしいプレーについて多くの人が推しているのを見かけ、家の者に「大谷翔平って本当にすごいの?」と何気なく聞いたところ、「鈴木一朗の方がすごいでしょ!!?」と振り返りもせずに言われた。

(関連記事:野球の神でもできない 大谷翔平4年で2度の超すごい記録を樹立)

スポーツに関心がなかった私は、好奇心から鈴木一朗の人生について調べてみた。彼の父親である鈴木宣之も野球選手だったが、怪我のために現役生活を中断し、その希望を鈴木一朗に託したのだ。

鈴木一朗は幼い頃から父親に厳しく訓練され、学生時代は放課後、父親に連れられて近所のバッティングセンターで夜11時まで練習し、試験期間中もずっと変わらず練習を続けた。このおかげで、鈴木一朗は小学6年生の作文「将来の夢」で、一流のプロ選手になることを志すと書いたのだ。

「こんなに高い成就を遂行した人は、きっと非凡なことをたくさんしたんだろう」と家の者は又そう言った。鈴木一朗の選手生涯について更に調べると、日本プロ野球からキャリアを始め、1998年にメジャーリーグで活躍したいという意思を表明した。(関連記事:鈴木一朗の伝説:野球の世界は彼によって変わった

1999年にシアトル・マリナーズのスプリングトレーニングに初参加し、2000年にマリナーズと契約を結んだ。契約総額は3年間で1408万ドル、そのうち契約金は500万ドルだった。2001年に正式選手としてマリナーズのスプリングトレーニングに参加し、同年242本塁打でメジャーリーグの新人最多安打記録を樹立し、28票中27票(全28票)でアメリカンリーグの2001年新人王に選ばれた。同時にその年度のMVPも獲得し、シアトル・マリナーズはメジャーリーグ史上最多の116勝を記録した。

この年、鈴木一朗は27歳で、3年間の給与1408万ドル、現在の台湾ドルで3.9億、さらに契約金を台湾ドルに換算すると1.3億、合計5.2億、つまり1年の年収が台湾ドルで1.7億!!この数字は本当に想像できない!!

気づいたのは、職場で年収1000万円、年収1億円を追求している人が多い時、実は1つの専門性、才能、そして社会への価値を通じて、世界が支払う対価は、個人が想像できない限界になり得るということだ。

「専門性」は時間をかけて磨き、研究する必要がある。しかし現代の多くの人はこの点を見落としている。おそらく時代の変化が急速すぎるため、現在この社会にいるすべての人が、自分自身の発展に対して正体不明の不安を感じ、歩みを緩めれば他人に置き去りにされるのではないかと恐れているのだろう。

今になってようやく気づいたのは、なぜこんなに多くの人がスポーツの試合に熱狂するのか、ということだ。みんなが求めているのは、背景にある細部へのこだわり、自分自身への高い標準の要求、あらゆる機会を逃さず、この栄光を世界と分かち合う決心だ。大多数の人が究極に到達することができないからこそ、究極の精神を敬仰するのだ。

20年間の戦いの後、鈴木一朗は2019年に東京スタジアムで正式に引退を宣言した。これは私を非常に感動させた。日本人として、彼は故郷で試合をする時に世界が彼が生まれた土地に目を向けることを選んだ。野球人生の出発点が、また終着点となったのだ。

【合わせて参照】Forbes 2020年発表運動選手年収ランキング

  1. Roger Federer:1.063億ドル
  2. Cristiano Ronaldo:1.05億ドル
  3. Lionel Messi:1.04億ドル
  4. Neymar:9550万ドル
  5. LeBron James:8820万ドル
  6. Stephen Curry:7740万ドル
  7. Kevin Durant:6390万ドル
  8. Tiger Woods:6230万ドル
  9. Kirk Cousins:6050万ドル
  10. Carson Wentz:5910万ドル